- 「ジャバウォッキー」 -
  先日、ヤン・シュヴァンクマイエルの「ジャバウォッキー」を買いました。
 期待を脹らませて観たものの、「シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック」「J.S.バッハ-G線上の幻想」「オトラントの城」はかなりつらかったです。
 「家での静かな一週間」は、小品集といった感じで面白かったです。なぜ面白かったかと言うと、男のシーンが挟まっていて統一感が出てたから。が、さすがに一週間繰り返されるときついです(苦笑)
 「庭園」はシュールで面白かったです。何と言っても落とし方が良かった。その反面、残念だったのはアニメーションがなかったこと。役者の動きをコマ撮りすればもっとシュールになったのではなかろうか。
 と言うわけで、一番良かったのはやはりタイトルの「ジャバウォッキー」。キュートで、それでいてちょっとグロくて見入ってしまいました。アニメーションも緻密ですね。ただ、BGMが好きになれなかったです。「アリス」のように効果音だけで構成してほしかった。なお、冒頭の朗読は監督の娘さんだそうですね。

12/12/2006

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