- Logic Pro 10.4 -
 Logicの10.4がリリースされましたね。個人的には、Studio StringsとStudio Hornsに興味津々。

□ Studio Stings □
 残念ながら「専門音源には叶わないな」というのが率直な感想。

  • ポルタメントできないっぽい。
  • ソロがソロに聞こえない。
  • ビブラートが不自然。

  •  この3点は特に致命的。
     ビブラートは、LFOかなんかで処理してるのかな? 奏者全員の周期が完全に一致してて、現実ではありえない(笑)

     ただ、ノート別に奏法を指定できる点は便利! ネイティブ音源ならではですね。

    □ Studio Horns □


     一見、Stringsよりは使えそうなんだけど……

  • Strings同様に、奏法をCCで変化させられない。

  •  例えば徐々にグロールさせたりできないわけで、これはいかんでしょ。手軽にホーン隊をフィーチャーできる点は、便利なんですけどね。

    □ Vintage Mellotron □
     スタンドアロン化。

    □ Drummer □
     ブラシが追加されたらしいけど、どれが該当のプリセットかがわからない! 探し出すのに1時間くらいかかりました!
     ようやく見つけたブラシですが、スウィープが単調ですね。もっとバリエーション欲しいところ。まあ、Drummerってまともに使ったことがないので、僕の指定方法が悪いだけなのかもしれませんが。

    □ Retro Synth □
     フィルタモデルの追加。オシレータは2つですが、ES2と比べると取っつきやすいです。

    □ Step FX □
     ステップシーケンサーって、使ったことないのでよくわからない……。

    □ Phat FX □
     これは便利そう! トラックダウン時、マスタリング時の必須プラグインとなりそうですね。

    □ Vintage Console EQ □

    □ Vintage Graphic EQ □

    □ Vintage Tube EQ □
     「1950年代から1970年代のビンテージアナログEQを正確に再現」とありますが、本当なら面白そう!

    □ ChromaVerb □
     これまた面白そうなプラグイン。アニメーションが無駄に凝ってて、ビジュアライザとしても楽しめます(笑)
     プリセットが一切なしなので、意図した響きを得るには慣れが必要そうです。

    □ Space Designer □
     一方、こちらはプリセットが豊富なので、個人的にはお気に入り。
     そもそもコンボリューションリバーブって現実の空間を再現するためのものなので、「空間のデザイン」という名称は今回実装されたChromaVerbの方が相応しい気がします。


     と言うわけで、どんどん進化するLogic。値下がりした当初は開発が縮小されるかと危惧してましたが、全然そんなことないですね。Pro Toolsも頑張ってほしいところです。

    2/10/2018

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