- iVOCALOID@蒼姫ラピス【後編】 -
 前編の続きです。いつの間にか、iVOCALOIDが16分音符に対応してたんですね。発売当時は8分音符までだったのでスルーしていたのですが、こうなると興味を示さずにはいられない。
 しかもライブラリは蒼姫ラピス。iPadを所有している今、入力環境は申し分なし。と言うわけで衝動買い。

 さっそく1曲。が、さすがに新たに書き下ろすモチベーションはないので、既存の曲です(苦笑) 先日Twitterで公開しましたが、「jellybeans forever」のBメロからCメロを歌ってもらいました。
「jellybeans forever (feat.Lapis Aoki)」

 どうでも良いけど、「ラピス蒼姫」と名前をひっくり返すとマンションか何かの名前みたいですね(笑)
 さて操作性はですね、本家のWin版をいじったことがないのでよくわからないのですが、iPadの特性は活かされていると思いました。
 オートメーションは、ダイナミクス、ピッチ、ビブラートのみ。
 エフェクトはリヴァーブのみ。まあ、このアプリでエフェクタを使うことはないでしょう。
 作成したボーカルは、WAVで書き出し可能。良かった。もしこの機能がなかったら、アナログ経由で書き出さねばならないところでした(笑)
 それと試してませんが、オケの読み込みも可能とのこと。ミックスはDAWで行うとしても、感じを掴むには便利な機能ですね。
 この両機能は、iTunes経由で行えます。ちょっとめんどいけど、不可欠な機能なのでありがたし。
 ただ、以下の点については残念でした。
  • 和音が出せない
    ハモらせるには、主メロとは別に打つ必要がある。
  • 音符を複数選択できない
    すなわち、移動や移調が大変。
  • 17小節という名の制限
    1曲丸々つくるのであれば、複数のファイルに分ける必要があります。
  • 三連符を扱えない
    のですが、四連符表示でがんばってみました(笑) こちらも先日twitterで公開しましたが、曲は「空を目がけて飛んでゆく」のサビ部分。

「空を目がけて飛んでゆく (feat.Lapis Aoki)」
 ちなみに画面はこんな感じ。かなり見づらいですが、やってやれないことはなかったです。
 注意点はテンポですかね。四分音符が付点八分音符に縮まるわけだから、シーケンサーでのテンポは「元テンポx1.33∞」といった感じになります。

 一時期、MacにWindowsをインストールしていたのですが、環境移行の際にアンインストールしてしまいました。が、またインストールしようと考えているので、その暁には本家の方も購入してみようかな。
 ただし断言しますが、ヘルツミックスでボカロ曲をリリースすることはありません。あくまでも仮歌用です。
 まあ、遊びでつくることはあると思います。その場合は、名義を変えてニコ動やYouTubeで公開すると思います(笑)

6/4/2013

© 2004 studio hertz