- ヤン・シュヴァンクマイエル -
 こんばんは、伊藤です。昨日のロボヘルツの曲にプチ驚き。あいつ、上達してません?(笑)
 さて、2週間ほど前の話ですが、スカパでシュヴァンクマイエルの作品を見ました。
 一番良かったのは「Alice」。実は昔、「ファウスト」と一緒にユーロスペースだかどっかで見たことがあったんですが、内容をすっかり忘れてました。嘘か誠か、世にある「不思議の国のアリス」の中で、本作が一番ルイス・キャロルの意図を汲み取った作品だとか。とてもそうは思えないのですが(苦笑)
 見終わって「作品は統一感がありそうで、実は小ネタの集まり」という印象を受けました。が、むしろそこがミニマム且つルーミックで良かったです。個人的には「No room! No room! No room!」の三日月兎と帽子屋のシーンが好きです。見事なシュールっぷりですよね。
 余談ですが、部屋がアリスの涙でいっぱいになるシーン。「eighteen」のAメロの歌詞が正にそれです。知らない間にインスパイアされてたんですねえ。
 次に「悦楽共犯者」。アニメーションは終盤まで使用されませんが、これも面白かったです。特に主人公絡みのエピソードが。ただ、どうしても生理的に受け付けないシーンが数ヶ所あったので、該当シーンを編集してカットしようと思ってます(笑)
 そうそう、音楽を担当したのがクエイ兄弟だと知り驚きました。彼らの作品も大好きなのです。
 最後に「短編集」。これらは何回か見たことがあり、鮮明に覚えてました。こっちの方がシュヴァンクマイエルらしいと言う人も多いですね。
 と言うわけで、ここ最近は「Alice」を見まくってます。3rdアルバム「alice」を聴きながら(嘘)
 と言うか、暇なうちに「ルナシー」観に行きたいなあ。と思ったら、イメージフォーラムではレイトショーで「シュヴァンクマイエルのキメラ的世界」もやっているではないか。しかも、12/2はシュヴァンクマイエル本人の舞台挨拶が! さあどうする!?

11/30/2006

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